2011年10月14日

核廃棄物 100万年の虜囚

 今年、日本では「10万年後の安全」という映画が話題となった。フィンランドのオンカロという核廃棄物の最終処分場について描いたドキュメンタリーだ。
 日本でも核廃棄物の最終処分は問題となっていて、国内でオンカロのように地層処分できる場所を探してきたが見つかっていない。それで、モンゴルに捨てようという計画が報道されもした。

 日本の原発専門家が今でも日本国内で地層処分ができると考えているなら、何と言ったらいいかわからない。怒りを通り越して、その硬直化した思考から抜け出せないことが憐れでさえある。

 日本のような地震大国に安定した地盤などなく、地層処分などできるわけがない。地層処分という発想は欧米のように地盤が安定しているところだからこその発想であって、日本向けではない。地震に弱いGEのマーク1型原子炉を使い続けたのと同じ思考停止状態がそこにはある。

 映画ではオンカロを10万年持たせれば良いということだったが、厳密にいえば、高レベルの核廃棄物は無害化されるまで、自然に任せるなら100万年かかると言われている。低レベルのもので300年かかる。
 人類は少なくともこの期間が過ぎるまで放射能の脅威によって囚われた虜囚となる。



posted by 春眠 at 08:41| 原発・放射能・自然エネルギー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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