2012年01月04日

グアムで検出されたプルトニウム

 グアムでは1978年以来はじめてプルトニウムが2011年3月19日にエアフィルターで検出されたことが米国環境保護庁のデータベースに記録されている。
 半減期24000年のプルトニウム239が極微量検出されていて、検出量は以下の通りだ。

 プルトニウム239 0.000000444Bq/㎥

 半減期88年で放射能強度が大きいプルトニウム238は不検出とみなしてよい結果となっている。
 この日はウラン235、ウラン234、ウラン238も極微量検出されている。

 ストロンチウムは個別の核種としては検出しておらず、ストロンチウムを含めたβ核種はすべてまとめて総β放射能として計測している。
 総β放射能は、この日以来2011年8月まで70回以上グアムのエアフィルターで極微量が検出されている。

 降下物としては、グアムでプルトニウム、ウラン、ストロンチウムは確認されていない。

 福島原発事故の後マスコミや専門家は、プルトニウムは重いので飛ばないと言っていたが、正確にはプルトニウムは飛ぶけれども(重いのに)落下しにくいということだろう。
 プルトニウムがマスコミや専門家が言うように重ければグアムにも降下しているはずだ。

 2011年3月28日に東電は福島原発敷地内の土壌でのプルトニウムの検出を発表した。
 量的にプルトニウム239、240は過去の大気圏内核実験時に落下したものと同等とみなせて、プルトニウム238はプルトニウム239、240との放射能比の比較で大き過ぎるので、今回の事故が原因の可能性があると東電は評価している。

 だが、グアムに3月19日プルトニウム239が飛来してることを考えれば、福島原発事故でプルトニウム239が原発敷地内のみならず日本国内に飛散したと考えられないほうが不思議だ。
 微量のプルトニウムであれば土中にこびりつけばさほど影響は無いだろうし、経口摂取での内部被爆は消化器系によって排泄されるため、あまり問題ではないようだ。
 問題はプルトニウムが大気中に飛散したことにあって、その微粒子を吸入しているとすれば、消化器系と比べると排泄機能が十分ではない呼吸器系に悪影響を与える可能性は捨て切れない。



posted by 春眠 at 10:05| Comment(0) | 原発・放射能・自然エネルギー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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