2012年01月06日

米と放射能

 福島県は今秋収穫される米の放射能の全袋検査をする方針だという。
 ベルトコンベヤー式で検査するようだが、鉛による遮蔽が完璧にできるのかどうか、不安な点はあるもののやらないよりはいいだろう。
 去年、福島市や伊達市などで規制値の500Bq/kgを超える放射性セシウムが米から検出されたのを受けての措置となる。

 土壌から米へのセシウムの移行係数は0.1なので、政府が作付を許可した土壌汚染5000Bq/kg以下の水田であれば、理屈通りであれば、規制値以下の米となるはずだった。
 だが、移行係数以上に米がセシウムを吸収している結果が出ている。

 これには、水田の放射能汚染は一反ごとに違っていて、1つの田んぼでも細かく分けると放射能汚染濃度に濃淡が出てくるからという説がある。
 こういうこともあると思う。

 また、1万ベクレル以上土壌が放射能汚染された田んぼで実験的に米を作ってみると、そこではほぼ土壌汚染の放射能濃度と同じレベルの米ができたという噂もある。

 これらのことから理論値以上に米がセシウムを吸収しているという見方もできる。

 ひまわりがセシウムを大量に吸収するという話題がネットで騒がれてたとき、専門家は、ひまわりを水耕栽培すればセシウムの吸収は増えるだろうが、土中からでは無理だと否定していた。
 放射性物質が水に溶けている中に根があれば水といっしょに吸い込みやすいだろうが、土にこびりついたセシウムを植物の根が吸うのは無理だろう。

 ところで、水田は、当たり前だが、水をはっている。
 畑に比べれば水田は水耕栽培に近い栽培法になっている。
 あくまでも仮説にすぎないが、米を毎年放射能汚染された水田で作ることで、食用にできなくても、土壌の除染は進むということもあるのではないか。



posted by 春眠 at 10:24| Comment(0) | 原発・放射能・自然エネルギー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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